今年もこの季節がやってきました! そう、干支置物のシーズンです。
2025年の干支は「へび」。少し威勢が良くて強そうな印象を持つへびですが、明山の手にかかると、なんとも愛らしく、そばに置いておきたくなるようなへびに仕上がります。
今回は「仔へび」をピックアップして制作の様子をたっぷりとお届けしていきます!
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特集
2024年10月21日(月)
今年もこの季節がやってきました! そう、干支置物のシーズンです。
2025年の干支は「へび」。少し威勢が良くて強そうな印象を持つへびですが、明山の手にかかると、なんとも愛らしく、そばに置いておきたくなるようなへびに仕上がります。
今回は「仔へび」をピックアップして制作の様子をたっぷりとお届けしていきます!
干支作りは、石膏型に陶土を押しあててへびの形を成形するところから始まります。
型押ししたへび、ずらり。こうして並べると圧巻ですね。さて、ここからさらに手を加えていきますよ。
お次はへびのしっぽをつけていきます。型押しのときにはしっぽはついていないので、後でこうしてしっぼの部分をつけていきます。
体としっぽをしっかりつけるために、接着部分をブラシのような器具でギザギザにしてからしっぽをくっつけます。
しっぽの先っぽをくねっとさせると、一気にへびらしいフォルムに。この角度、くねっと感。職人の繊細な指先の感覚が必要な作業です。
しっぽをつけたら次に白ノタを塗っていきます。表面に白ノタを塗ることで、明山らしい手作り感のある風合いに。白ノタには小さな石の粒が混ざっていて、手触りも独特に仕上がります。
白ノタを塗ったら、目や鼻、口、そして柄を入れていきます。ぐっと表情が出てきましたね。でもまだまだここからですよ。へびの特徴であり、今年の干支のこだわりポイントでもある舌をつけます。
小ぶりなサイズの仔へびともなると、舌はこんなにちっちゃい! 一つひとつ、陶土をちっちゃくつまんで細い棒状にして先っぽを切って舌の形に……と、かなり細い作業です。
舌をつけたへびがこちら。どれも同じ工程を踏んで作られたものですが、人の手によって作られているのでわずかに表情などが違って個性があります。
お次に目を入れていきます。目は表情を大きく左右するので、干支置物の制作においてとても重要なんです。一つひとつに命を吹き込むように、塗る釉薬の量などを微妙に調整しながら丁寧に仕上げていきます。
焼成後、つぶらな瞳のへびが姿を現しました。体の白さと相まって、ツヤっとした黒い瞳が引き立ち、かわいさ増し増し。ちょろっと出ている舌もいい感じですね。
さまざまな工程を経て生まれた2025年の干支置物、へび。手のひらにすっぽりおさまるサイズの中には明山の職人たちのこだわりがぎゅっと詰まっています。(ぜひ実物を手に取って見ていただきたい……!)
そして、明山では「つくった商品を自分たちの手でお客さまに届けたい」という想いから、制作から梱包・発送までを自社で行っています。陶器の繊細さを守るため、丁寧に梱包し、お届けできるよう努めています。
仔へびはちょっとした場所にも置きやすく、お部屋にさりげなく2025年らしい雰囲気を取り入れるのにもぴったりです。
見た目もかわいく、焼きもの特有の手触りも心地いい。ぜひ玄関やリビング、寝室のちょっとしたスペースに。目が合うたびにふっと癒される明山の干支置物で、温かい新年をお迎えくださいね。