今年もあと残り3ヶ月となりました。
来年の干支は「寅年」ということで、今年も信楽焼・明山オリジナル商品の販売が始まります。
陶器のあたたかみのある風合いや、質感を大切にし
他にはない明山らしい3匹のとらが生まれました。
今回はそんな明山の親とらと仔とらが生まれた背景についてご紹介します。
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特集
2021年10月01日(金)
今年もあと残り3ヶ月となりました。
来年の干支は「寅年」ということで、今年も信楽焼・明山オリジナル商品の販売が始まります。
陶器のあたたかみのある風合いや、質感を大切にし
他にはない明山らしい3匹のとらが生まれました。
今回はそんな明山の親とらと仔とらが生まれた背景についてご紹介します。
明山の干支作りは、原型を作るところから始まります。原型の型を取ることで量産し、たくさんの人にお届けできるようにしています。その原型製作は、長年同じスタッフが担当しています。
原型を作るときに気を付けていることは?と聞くと
「どんな形状にすれば型から綺麗に外れるか。そういったことを計算しながら原型を作っています。たくさん作るには作業効率はとても重要だからです。しかし作りやすさだけを追い求めると、こだわりのフォルムは実現しないので、いいバランスをとることが大事です。」
と話してくれました。
可愛らしくなりすぎず、かといってかっこよくなりすぎないちょうどいい塩梅のかたち。しっくりくる形になるまで何度も修正を繰り返したのち、ようやく原型が完成します。
試作を重ねる中で表情が決まっていくこともあります。
はじめの段階で作った親寅の顔はもっと可愛らしい表情をしていました。
「これはちょっと可愛すぎる。」
2児の母でありながら明山を支えるスタッフの一言で、とらの目の位置を少し変えてみるとキリッとした顔つきに。親として、子を守る強さや凛々しさも必要という母ならではの視点があり、この親とらは生まれました。
凛々しさを表現するため立たせ方にもこだわっています。足を広げてぐっと地面を掴んで立つ。
強さと優しさを兼ね備えた雰囲気は他にはない明山らしさです。
仔とらのなんとも言えないこの表情。実はこの小さい仔とらの表情が決まったのも、試作を作っている段階でした。
試作の製作中、たまたま口があいているように見えるとらがいてスタッフが「かわいいかも!」と思ったことから生まれたんです。
末っ子のあどけなさが出ている愛らしいとらになりました。
明山ではひとつひとつの商品を手作業で作っています。
そんな商品にはみなさまのもとに少しでも癒しをお届けしたい、という思いが詰まっています。
日常の生活にしっくりと寄り添う存在になれると嬉しいです。
来年がみなさまにとって穏やかな年になりますように。