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陶器の見どころ、貫入とは?

特集

2022年09月01日(木)

少し肌寒くなり、秋が近づいてきたな、と感じる今日この頃。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。今回は陶磁器を鑑賞する上での見どころともなっている、「貫入」についてご紹介します。

貫入とは

「貫入」とは、焼き上がった陶器を窯から出して、冷ましている過程で生まれるヒビのような模様のことをいいます。もう少し詳しく説明すると、陶器本体の素地と釉薬の収縮度の違いによって、釉薬がヒビのような状態になって固まる現象です。

 

 

基本的に釉薬の方が大きく縮むため、釉薬の表面に貫入が入ります。貫入が入る時は、「ピン、、ピン、、」と風鈴が鳴るような美しい音を出します。物によっては、貫入が1週間以上入り続けることも。釉薬の収縮率や、土の収縮率は種類によって異なります。同じ窯で焼いた、同じ商品でも貫入の入り方はそれぞれ違います。

汚れを落としたいときは

貫入の入った器は使っていくうちに食べ物や飲み物の色素が染み付いて模様が浮かび上がってきます。匂いや染みが気になる方は、ご使用前に米の研ぎ汁を染み込ませる、「目止め」をお試しください。また、汚れがついてしまった場合は漂白剤や重曹などで落とすこともできます。陶器の性質上、完全に汚れが落ちない場合もあります。

器を育てる楽しさ

“器を育てる”という見方で、使うたびに色のついていく様子を楽しまれる方もいらっしゃいます。長く使う物だからこそ、自分色に染まっていく物として、大事にしていくというのも一つの楽しみ方かもしれませんね。

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