陶兜の一番の魅力は、重厚な力強さと陶器本来が持っている風合いの良さです。陶器独特の質感や素朴なあたたかみが、他にはない奥深さと、落ち着いた華やかさを感じさせてくれます。また、年月が経っても変わらない美しさで飾れるのも、劣化のない陶器ならではの魅力です。
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特集
2018年02月01日(木)
陶兜の一番の魅力は、重厚な力強さと陶器本来が持っている風合いの良さです。陶器独特の質感や素朴なあたたかみが、他にはない奥深さと、落ち着いた華やかさを感じさせてくれます。また、年月が経っても変わらない美しさで飾れるのも、劣化のない陶器ならではの魅力です。
いわいの兜は、職人の手によって一つずつが手づくりで制作されています。上の写真は、兜の本体までを制作したところですが、吹き返しの模様を一つずつ彫って装飾を施したり、シンプルだけど力強い焼き物らしい質感を出したりする工夫が込められています。そして、これから取り掛かるのは兜の最も大切な前立ての制作になります。
あらかじめ別に制作しておいた前立ての角を、兜の本体につけていきます。粘土同士をつける時は、「のた」と呼ばれる泥状の粘土を塗って接着することでしっかりとつきます。角は兜の見栄えに大きく関わるところなので、前後左右のバランスを見てまっすぐになるよう、慎重に制作していきます。
兜の角がついたら、吹き返しやひさし部分にも装飾をつけていきます。土は柔らかいので、少し力を入れすぎると形が変形してしまうため、細かな模様が入ったパーツを扱う時には繊細な力加減と丁寧さが求められる作業です。
こうしてひとつずつ、手作業によって作られているので、完成した兜には端正な姿の中にも、どこか温かみのある陶器の風合いに仕上がっているのです。ここまで完成すると、あとは1週間ほど乾燥させて焼成になります。
いちからのオーダー制作の場合、お客様の手元にお届けできるまで約一ヶ月。陶器の制作には長い時間がかかり、一朝一夕にはできあがりません。だからこそ、私たちは一生の大切なお買い物に満足いただけるよう、ひとつずつ丁寧に手作りし、一人一人のお客様にお届けすることを心がけております。
皆様にとって節句のひと時が、特別な思い出となること楽しみにしております。
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