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HIBIは小石の混じる荒土を使用した商品です。小石を高温で焼成すると、膨らんで弾けたり、溶けて丸くなったりします。それを陶器用語では「石ハゼ」や「あられ」と呼び、観賞し、楽しむものといった捉え方をしています。

 

石ハゼ


土の中に含まれる長石が焼成時に爆(は)ぜることによって、表面に露出した状態のことを「石ハゼ」といいます。縁が欠けているように見えるところがあれば、それは小石が爆ぜてなくなった部分です。

あられ


信楽の土に多く含まれた長石と呼ばれる石は、窯中の温度が1250度から1280度になると溶けて白いガラス状の粒となって、土の表面に表れ出ます。その白い粒が蟹の目のようにも見えることから「蟹の目」とも呼ばれています。

ひび


大きめの石が混ざった土を使用しているため、表面がひび割れている部分があります。